2015年3月13日金曜日

代替品の脅威

読み方:だいたいひんのきょうい

さまざまな産業界における、代替品の登場による脅威や競争圧力のこと。

代替品の脅威における代替品とは、改良した商品ではなく、形の異なる利便性の高い、また、費用対効果の高い商品のことである。例えば、マッチに対するライター、VHSに対するDVDなどが挙げられる。

消費者の代替品へのニーズが高まれば、既存商品の収益率は下がる。既存商品を製造していた企業は、既存商品の価格を下げるなどして対抗したり、代替品の生産に踏み切るなどして対応するケースが多い。

なお、代替品の脅威は、業界に影響する「5つの力」の1つで、他には、新規参入の脅威、業界内の競合企業、売り手の交渉力、買い手の交渉力などがある。