2015年6月30日火曜日

粉じん爆発

読み方:ふんじんばくはつ
別名:粉塵爆発
別名:粉ジン爆発

空気中に舞った粉塵が火気に引火して爆発炎上を起こす現象。空気中を漂う程の微細な粉塵が、連鎖的に燃焼を引き起こす適度な密度で漂い、十分な酸素量と火源を伴った場合に発生する。

「粉じん」(粉塵)とは、空気中に浮遊する細かい微・粒子を指す語である。「塵」(ちり)が非常用漢字なので仮名表記されることが多い。

粉じん爆発の典型例としては、炭坑における坑内爆発事故が挙げられる。石炭を掘り出す際に炭塵が生じて坑内に漂い、火花やマッチの火などに引火して一挙に爆発する。

小麦粉やコーンスターチなども条件が揃えば粉じん爆発を引き起こす。2015年6月には台湾のレジャー施設でイベントの演出に用いられていたコーンスターチが粉じん爆発を起こし、数百名規模の負傷者を出す事故が発生している。