2015年7月3日金曜日

未必的殺意

読み方:みひつてきさつい
別名:未必の殺意

確実に殺そうという意思はないが、死んでしまうならそれは仕方ないという意思。未必の殺意ともいう。

殺意には、未必的殺意と確定的殺意があり、確定的殺意は、確実に殺そうという意思である。未必的殺意、または、確定的殺意によって殺人に及んだ場合、刑法によって処罰されるが、未必的殺意は確定的殺意よりも量刑が軽い。

未必的殺意は、当事者の行為や動機などから認定される。例えば、小さなナイフで足を1回切りつけた場合、未必的殺意として認められる可能性があるが、大きなナイフを用いて心臓周辺を何回も刺した場合、未必的殺意として認められないことが多い。