読み方:トポタクティックはんのう
英語:topotactic reaction
物質の構造を保ったまま、その物質に含まれている一部の元素が出入りする反応。
トポタクティック反応は、リチウムイオン電池で起きる反応として知られている。リチウムイオン電池では、正極のコバルト酸リチウム(LiCoO2)から負極の黒鉛へリチウム(Li+)が侵入することで充電が行われる。また、黒鉛からコバルト酸リチウムへリチウムが戻る際に放電が行われる。このような充電、放電があっても物質の構造は保たれている。