2015年9月25日金曜日

希望出生率

読み方:きぼうしゅっしょうりつ
別名:国民希望出生率

国民の希望が叶った場合の出生率のこと。

希望出生率は、結婚をして子供を産みたいという人の希望が叶えられた場合の出生率である。現実には、仕事や家庭の事情で子供が産めなかった、あるいは、第2子、第3子を諦めたという人が人がいるため、「希望出生率>出生率」という不等式が成り立つ。

希望出生率は、次の計算式で表すことができる。

希望出生率=((既婚者割合×夫婦の予定子ども数)+(未婚者割合×未婚者の結婚希望割合×理想の子ども数))×離別等効果

2010年に実施された出生動向調査によれば希望出生率はおよそ1.8で、出生率1.4を上回る結果となっている。

なお、安倍晋三・第96代内閣総理大臣は、2015年9月に打ち出した「アベノミクス新3本の矢」において、「子育て支援」を充実して希望出生率1.8の実現を目指すと発表した。