2016年8月29日月曜日

大型で非常に強い台風10号

読み方:おおがたでひじょうにつよいたいふうじゅうごう


台風10号(その年に10番目に発生した台風)のうち、とりわけ大きく強い台風を指す言い方。

2016年8月に発生した台風10号(ライオンロック)は、大型で非常に強い勢力を保ったまま日本各地に台風の影響を及ぼしている。各報道メディアも「大型で非常に強い台風10号」と読んで各地の影響や警戒・対策の必要を報じている。

台風10号は2016年8月19日に日本の南海上で発生し、南西の方角へ進んだ後、ほぼUターンするような格好で発生地点付近へ戻ってきた。さらに勢力を強めながら本州へ接近している。こうした動きを見せる台風はかなり稀である。台風10号を「迷走する台風」とか「帰ってきた台風10号」のような二つ名で呼んでいるメディアもある。

29日時点で、四国や近畿をはじめ西日本では大雨や暴風が襲っている。このまま進めば首都圏にも大雨などの影響が及び、場合によっては東北地方の太平洋側にも到達する可能性があると見られている。

なお、台風が「非常に強い」と形容される場合、最大風速が秒速44メートル~53メートルの範囲の台風を指す。秒速54メートルを超える台風は「猛烈な」と形容される。

台風の規模は、風速が毎秒15メートル以上の範囲が半径500~800キロメートル程度の規模の台風が「大型」と形容される。同範囲が半径800メートルを超えると「超大型」と形容される。