2016年9月13日火曜日

ドゥテルテ大統領

読み方:ドゥテルテだいとうりょう
別名:ロドリゴ・ドゥテルテ
別名:ロドリゴ・ドゥテルテ氏
英語:Rodrigo Duterte
英語:Rodrigo Roa Duterte

フィリピン共和国第16代大統領。同国ダバオ市(Davao)で市長職を長年勤めた後、2016年6月に大統領に就任。犯罪撲滅のための過激な体制と実績で知られる。


ドゥテルテがダバオ市長に就任した当初、ダバオは貧困の最中にあり、麻薬犯罪の温床となっていた。治安はフィリピン国内でも最悪と評されるほどだった。ドゥテルテはダバオ市長に就任すると私設の警察組織に超法規的に犯罪者を罰する権限を付与し、裁判等の手続きを経ず現場で犯罪者を殺害することを容認した。

ドゥテルテは2016年にフィリピン大統領に就任した後も麻薬犯罪に対する厳しい姿勢を崩さず、麻薬犯罪に関与した者の現場での射殺を容認している。結果、ドゥテルテが大統領に就任してまもなく自首する犯罪者が激増し、フィリピン国内の刑務所は定員をはるかに超える受刑者が収容される事態となった。