2017年6月6日火曜日

トンチン保険

読み方:トンチンほけん
別名:トンチン年金

イタリアの銀行家、ロレンツォ・トンティによって提唱された掛け捨て型の保険制度の概念。トンチン保険では、契約者が拠出した元本総額から生じる利息のうち、一定の額が契約者全員に生涯配当される。

満期より以前に死亡した契約者には、それ以降の給付が行われず、満期に達した契約者にのみ元本と運用益が配当される。満期を迎える契約者が、死亡した契約者の持分から受ける給付の増加率は「トンチン性」と呼ばれ、高齢化を迎える社会ではトンチン性の高い保険商品への需要が高まる傾向が見られる。