読み方:ヒアリめいがら
特定外来生物であり猛毒を有するアリとして知られる「ヒアリ」に関係する世間的動向に伴い株価が変動する銘柄の通称・総称。ヒアリの駆除・防除に関する製品の製造販売や関連サービスを提供する企業など、ヒアリの脅威に応じて需要の高まる分野の企業がおおむね該当する。
アリ駆除用の薬剤(殺蟻剤)を製造しているメーカーはヒアリ銘柄の主な例といえる。とりわけ東証2部上場企業のフマキラー株式会社は、2017年半ばに兵庫県でヒアリの侵入が確認された際に行政の駆除対応に積極的に協力していたこともあり、ヒアリの脅威の話題が報じられるにつれて高値を付ける動向が顕著となっている。女王アリが発見された際にはフマキラーは同社28年ぶりの高値をつけたという。