別名:生存者の罪悪感
別名:生き残りの罪悪感
別名:生き残った者の罪悪感
英語:survivor's guilt
災害や事故などによって周囲の人々が命を落とす中、九死に一生を得た人が、自分が生き残ったことに対する罪悪感、後ろめたさ、申し訳なさ、自責の念に苛まれること。
多くの死者が出るような大規模な災害や事故においては、間一髪で難を逃れる人や奇跡的に生還を遂げる人もいる。そうした「死んでもおかしくなかった(あるいは本当なら死んでた)はずが生き残った」状況に置かれた人は、「なぜ自分が生き残ってしまったのだろうか」「自分よりも助かるべき命があったのではないか」といった思いに囚われ、心に苦しみを抱えてしまう場合が少なくない。
サバイバーズギルトに苛まれる人の心境は余人が推察できるようなものでもなく、軽々しい励ましの言葉はいっそう傷口を広げ辛い思いをさせる可能性すらある。