2010年11月21日日曜日

エネルギー・スマートコミュニティ・イニシアティブ

別名:ESCI
英語:Energy-Smart Communities Initiative

2010年11月13日に行われた内閣総理大臣・菅直人とバラク・オバマ米大統領による日米首脳会談において新たに設立することで合意した、クリーン・エネルギー協力拡充、及びイノベーション協力に関するイニシアティブの名称。

エネルギー・スマートコミュニティ・イニシアティブは、経済産業省と米国エネルギー省が実施している日米クリーンエネルギー技術協力の成果を基に、APECエコノミーとも連携しつつ、エネルギー効率の良いビル、輸送、電力、教育を、アジア太平洋地域への拡大させることを目的としているとされる。

2010年11月18日に行われた大畠章宏経済産業大臣とスティーブン・チュー米エネルギー省長官との会談の結果として発表された「大畠経済産業大臣とチュー米国エネルギー長官によるクリーンエネルギー技術協力に関する共同声明」によれば、エネルギー・スマートコミュニティ・イニシアティブは以下のことを含むとされている。


スマート輸送:エネルギー効率的な低炭素モデル都市の実用的な手法の文書化と普及、省エネ物流の成功事例の共有、電気自動車の普及促進。
スマート・ビル:クールルーフ技術の経済性と省エネ性能の実証と文書化、新築ビル及び改修された省エネビルに関する成功事例の共有。
スマート電力網:スマートグリッド技術のポテンシャル評価と技術ロードマップの策定。
スマート雇用・消費者:クリーン・エネルギー教育プログラムと姉妹校プロジェクトの展開。
大畠経済産業大臣とチュー米国エネルギー長官によるクリーンエネルギー技術協力に関する共同声明』(PDF)より引用。



関連サイト:
日米間のイニシアティブの設立などについて - 経済産業省
大畠経済産業大臣とチュー米国エネルギー長官によるクリーンエネルギー技術協力に関する共同声明 - 経済産業省