2010年11月10日水曜日

インドの常任理事国入り

国連安全保障理事国の非常任理事国であるインドの、常任理事国入りを目指す動き。2010年11月、米国オバマ大統領がインド訪問中、インドの常任理事国入りについての支持を公式な場において表明したことから、急遽、現実味を帯びてきている。

国連安全保障理事会(国連安保理、安保理とも)は5つの常任理事国と10の非常任理事国によって組織されている。非常任理事国のうち日本、ドイツ、インド、ブラジルの4ヵ国(G4)は常任理事国入りを目指して活動しており、2004年には「国連安保理改革」を提案するなど積極的に働きかけている。しかし、それぞれ隣国などから強い反対を表明されており、2010年現在までG4各国とも常任理事国入りは実現せずにいる。

インドは近年目覚しい経済成長を続けており、行く行くは世界有数の経済大国になるだろうといわれている。インドの常任理事国入りを支持する米国の発言は、米-印の関係を重視する考えを表明するものと見られている。

関連サイト:
国連安全保障理事会(安保理)とは - 外務省