2011年1月18日火曜日

カラアザール病

読み方:カラアザールびょう
別名:カラアザール
別名:内臓リーシュマニア症
別名:黒熱病
英語:Kala-Azar Disease
英語:Kala-Azar
英語:visceral leishmaninais

寄生虫(原虫)リーシュマニア・ドノバニによって引き起こされる熱帯病。サシチョウバエと呼ばれる吸血性のチョウバエを媒介とする感染症である。

カラアザール病は、感染後数ヶ月程度の潜伏期間を経て、高熱とともに発症する。肝臓や脾臓が肥大し、皮膚が黒変して腫れ物を生じる。致死率は非常に高く、治療を施さない場合の致死率はほぼ100%。ただし、適切な処置が施されれば90%以上の確率で治療可能とされる。

カラアザール病は北アフリカや中近東などで流行している。特にスーダン南部では過去数年間にわたり猛威を振るっており、深刻な危機に見舞われている。

関連サイト:
スーダン:南部でカラアザールが過去8年で最大の流行 ― 医療・人道危機がさらに深刻化 - 特定非営利活動法人国境なき医師団日本 2010年12月20日
スーダン:東部にカラアザール治療センターを開設 - 特定非営利活動法人国境なき医師団日本 活動ニュース 2010年04月21日掲載