2011年4月12日火曜日

便乗解雇

読み方:びんじょうかいこ

多くの労働者が解雇される機会に乗じて、雇用者側の主観的な都合で、正当な解雇の理由がない従業員も解雇すること。

2011年4月現在、特に、3月に発生した東日本大震災を背景として増えつつある便乗解雇が問題視されている。

東日本大震災では、直接被災していない地域の企業の中にも、震災のため部品が入ってこないとか、売り上げの見通しが立たないといった理由で、従業員を不当に解雇するような場合が増えつつある。また、派遣切りや内定取り消しなども同様にして行われている。

4月11日には便乗解雇を含め震災で雇用に不安や悩みを抱えるようになった人を支援するための労働組合「震災ユニオン」が東京で発足している。