2011年5月21日土曜日

ナ・アワ・プルア地熱発電所

読み方:ナ・アワ・プルアちねつはつでんしょ
英語:Nga Awa Purua Power Station

ニュージーランドのタウポ火山帯に位置するロトカワ地区に建設された、地熱発電所。2011年5月15日に開所。日本の富士電機と住友商事が受注し建設した。発注者はニュージーランドの国有会社Mighty River Power(マイティーリバーパワー)である。

ナ・アワ・プルア地熱発電所のプラント1基当りの出力は140メガワットで、世界最大級の地熱発電プラントとなる。

地熱発電は再生可能エネルギーの一種であり、化石燃料を利用した石油火力発電などに比べるとCO2の排出量が極めて少なく、同時に、風力発電や太陽光発電といった他の再生可能エネルギーと比べた場合、天候などの自然環境に左右されずに安定して発電することが可能であるという大きな特徴を持っている。

ニュージーランドは火山国であって地熱資源が豊富であり、また、地熱発電をはじめとする再生可能エネルギーの開発に力を入れている。

富士電機は、ナ・アワ・プルア地熱発電所の受注以前にも、カウェラウ(Kawerau)地区の100メガワットの地熱発電所なども手がけている。

関連サイト:
世界最大の地熱発電設備の運転開始について - 富士電機ホールディングス