2011年5月20日金曜日

SPEEDI問題

読み方:スピーディもんだい

2011年3月11日に発生した、東京電力福島第一原子力発電所における原発事故の後、「放射能影響予測システム」(通称「SPEEDI」)による放射性物質の飛散予測データが長らく国民に公開されなかった事実に対して、首相官邸には事故発生直後に迅速にデータが送られていたという問題。

SPEEDIは本来、原発事故などの緊急時に対する備えとして、放射性物質が周囲に飛散する可能性を予測して迅速に対応可能にするシステムであるが、2011年3月11日に原発事故が発生してから長らく公開されず、2週間近く経過した24日に初めて公開されるに至った。しかし、首相官邸には12日未明にはデータが届いていたという。2011年5月20日現在、このことが明らかになり、「首相が自身のためにこっそり見ていたのではないか」などの疑惑が生じている。