2011年6月6日月曜日

放射能下水汚泥

読み方:ほうしゃのうげすいおでい

下水処理施設から生じる汚泥のうち、放射性物質が検出された汚泥。

2011年3月に原発事故が発生して以来、原発のある福島県をはじめ、東日本の複数の下水処理施設において放射性物質に汚染された汚泥が見つかった。通常、下水処理の結果生じた汚泥は焼却処分され、残った灰はセメントや肥料に混ぜ込んで利用される。しかし、放射能下水汚泥は引き取る業者がないという。6月6日現在、放射能下水汚泥の多くは下水処理施設にたまる一方で、保管や処理の場所に困っている場合が多いとされている。