2011年7月26日火曜日

SARRY

別名:Simplified Active Water Retrieve and Recovery System

福島第一原子力発電所の原発事故収束作業で、2011年7月に東京電力が新たに導入する国産のセシウム除去装置。汚染水から放射性セシウムを除去し、循環注水冷却に使用するためのもの。読み方は「サリー」。

SARRYは、十数台のセシウム吸着塔、2段階のフィルターなどで構成される。汚染水に含まれるセシウムの量は、SARRYによって100万分の1まで削減されるという。「SARRY」のSが「Simplified」である通り、構造がシンプルで故障に強い点もSARRYの特徴となっている。

セシウム吸着塔は米国キュリオンから提供をうけたものが既に投入されているが、SARRYが運転開始した後は、それぞれ併用したり、互いを補助する用途に使用したりして運用していくという。

関連サイト:
セシウム除去装置(SARRY)概要 - 東京電力