2011年8月1日月曜日

中国高速鉄道事故

読み方:ちゅうごくこうそくてつどうじこ
別名:中国鉄道事故
別名:2011年温州市鉄道衝突脱線事故

2011年7月、中国の浙江省温州市で発生した中国高速鉄道の列車衝突事故。

7月23日、温州市の高架橋上でトラブルによって停車していた「CRH1B」型列車に、「CRH2E」型列車が追突し、後続のCRH2E型の一部車両が脱線、高架橋から転落した。原因は落雷による列車停止と発表されているが、そのほかにも様々な要因が潜んでいるものと推測されている。

事故車両の一部は完全に脱線し、高さ20メートル程度の高架橋から地面へ落下した。一部車両は高架橋から縦に落下し、地面に刺さるような形になった。

事故直後、政府の工事車両が現場に入り、縦になった車両を地面に倒し、完全に落下した車両と共に重機で解体、その場に埋めるという対応をとり、国内外に大きな波紋を呼んだ。7月27日には完全に車両が地中に埋められた。車両に生存者がいる可能性を無視した暴挙ではないかとして、国内外に大きな波紋を呼んだ。結局、埋められた車両は再び掘り出されている。

なお、脱線した車両は「和諧号CRH2型」で、日本の新幹線をベースとしているとされる車両である。