2011年7月29日金曜日

原発立地県

読み方:げんぱつりっちけん

原子力発電所をはじめとする原子力施設が立地している件。福井県、福島県など、全国十数の県が原発立地県となっている。

原発立地県には、いわゆる「核燃料税」が特別な財源として入り、原発との強い結びつきによって行政が行われる。しかし、2011年3月に東京電力福島第一原子力発電所で原発事故が発生して以来、方針の見直しや検討が求められている。

福島県は、2011年7月に、長期的には「脱原発」の方向に向かう方針で震災復興計画をまとめたことを発表した。福島県以外の原発立地県でも、菅直人内閣総理大臣の発案による「原発ストレステスト」への対応、今後の安全対策への顧慮など、さまざまな懸案に追われている。