2011年7月29日金曜日

米債務上限問題

読み方:べいさいむじょうげんもんだい
別名:米国債務上限問題
別名:米国の債務上限問題
別名:米の債務上限問題
別名:米債務上限引き上げ問題
別名:米国債務上限引き上げ問題
別名:米連邦債務の法定上限問題
英語:2011 U.S. debt ceiling crisis
英語:U.S. debt ceiling crisis

アメリカ合衆国が発行する国債(財務省証券)について、その発行限度額の増額をめぐる問題のこと。

2011年7月現在、国債の発行限度額は14兆2900億ドルで、発行額は上限に達しているとされる。2011年8月には、財務省短期証券(TB)をはじめとする5000億ドル超の国債が償還を迎える予定となっている。

2011年7月28日現在、米債務上限問題は与党のアメリカ民主党と野党のアメリカ共和党との間で合意に達していないとされる。原因は、米債務上限問題の焦点である国債の発行限度額の増額枠、財政赤字の削減額で与野党間に大きな隔たりがあるためとされる。

米債務上限問題についてアメリカ合衆国財務省では、2011年8月2日までに国債の発行限度額が増額されなければ資金繰りがショートし、債務の利払いをはじめ、社会保障の給付、各種支払いなどの履行が不可能になるとの見解を示している。これは、デフォルト(債務不履行)に陥ることを意味する。

なお、2011年7月28日現在、3大格付け会社では、米債務上限問題が解決されなければアメリカ合衆国の発行する国債を格下げする可能性があると見られている。

関連サイト:
アメリカ合衆国財務省