2011年8月25日木曜日

分子標的薬

読み方:ぶんしひょうてきやく

特定の分子を対象として攻撃する機能を持つ医薬品。がん治療を中心とする「分子標的治療」において用いられる。

従来のがん治療では化学療法薬が主に用いられてきたが、これは正常な細胞にもダメージを与えてしまう性質があり、少なからず副作用を伴うという大きな難点があった。これと比べて、分子標的薬では、がん細胞が持つ特有の分子だけを標的として攻撃することができる。そのため、正常な細胞を傷つけずにがん細胞の増殖機能を攻撃・抑制することが可能であるとされる。

関連サイト:
分子標的薬の基礎知識 - ガンサポート情報センター