2011年8月10日水曜日

改良型コンバインドサイクル発電

読み方:かいりょうがたコンバインドサイクルはつでん
別名:アドバンストコンバインドサイクル発電
英語:Advanced Combined Cycle Development
英語:Advanced Combined Cycle
英語:ACC

ガスタービンや蒸気タービンなどの複数の発電方式を組み合わせて発電する「コンバインドサイクル発電」のうち、燃料の燃焼温度を高めて高効率化を図ったもののこと。

「コンバインドサイクル発電」は、主にガスタービンと蒸気タービンを組み合わせて発電する「ガスタービンコンバインドサイクル発電」(GTCC)を指すが、燃料を燃やすことで生じるガスの圧力でガスタービンを回し、そのガスの余熱で水を熱し、水蒸気で蒸気タービンを回す、という複合的な方式である。どちらか一方のタービンのみ使用する方法に比べて、より多くの電力量が生産できる。

従来のコンバインドサイクル発電では、燃焼温度が1100度前後であったのに対して、改良型コンバインドサイクル発電は1300度の熱で燃焼する。これにってガスタービン、蒸気タービンをより効率的に回し、電力量を向上させることができる。

改良型コンバインドサイクル発電の燃焼温度をさらに高めて、より発電効率を向上させた方式もあり、これらは1500度級コンバインドサイクル発電などと呼ばれている。