2011年9月13日火曜日

ギリシャ債務不履行

読み方:ギリシャさいむふりこう
別名:ギリシャデフォルト
英語:Greek default

ギリシャ政府の発行するソブリン債(ギリシャ債)について、ギリシャ政府が期日までに債務責任を果たさないこと。

2011年9月13日現在、ギリシャ債務不履行の事態には陥っていないが、投資家やアナリストの一部にはギリシャ債務不履行は不可避と見る向きも多い。また、ギリシャの最大の支援国であるドイツ政府は、ギリシャ債務不履行に備えてソブリン債(ギリシャ債)を保有しているドイツの金融機関に対する支援策の検討に着手したとされる。

ギリシャ債務不履行の事態に陥ったとすれば、その発端は、2009年10月のギリシャ政府による財政赤字の隠蔽発覚とする見方が多い。ギリシャはそれまで、財政赤字額は対GDP比3.7%と発表していたが、実際には13.6%にものぼっていることが発覚した。これを発端にして外国為替市場では対ユーロ通貨が幅広く売られ、経済的な影響は欧州連合(EU)各国へと及び、欧州金融危機を招いたとされる。