2012年2月20日月曜日

GPR120

別名:G-Protein Coupled Receptor 120

タンパク質の一種で、脂肪を感知して燃焼させるように身体機能に指示していると考えられる物質。「脂肪センサー」とも呼ばれる。

2012年2月20日に、辻本豪三・京都大学薬学研究科教授らの研究グループが、GPR120が食事性肥満の原因遺伝子であると特定したことを発表した。

辻本豪三教授らの研究グループは、遺伝子改変マウスを利用した実験で、GPR120の遺伝子が欠損したマウスが肥満や代謝疾患に陥ることを明らかにした。

GPR120の研究が進めば、GPR120を欠損した人に治療薬を投与し、肥満が解消できる可能性がある。昨今では世界的な問題となっている肥満問題に対する有益な研究成果として注目されている。

関連サイト:
脂肪センサーGPR120が食事性肥満の原因遺伝子であることの発見 - 京都大学