2012年5月16日水曜日

全量再処理

読み方:ぜんりょうさいしょり

使用済み核燃料の扱い方のうち、使用済み核燃料すべてを再処理の工程にまわし、再び核燃料を取り出すこと。

全量再処理は核燃料サイクルの見直し・検討案として提示されている考え方の一つで、「全量直接処分」や、再処理・直接処分を半々で実施する折衷案などと比較されている。「全量直接処分」は、使用済み核燃料を全て、再処理を行わずに地層処分などの工程にまわすことを指す。

2012年5月現在、内閣府に設置された「原子力発電・核燃料サイクル技術等検討小委員会」が、核燃料サイクルのあり方について見直しを進めている。全量再処理は、全量直接処分よりも数兆円ほど総コストがかかると試算されている。

関連サイト:
内閣府原子力委員会