読み方:るいはんしょうがいしゃ
生活上の保護を受けるために軽微な犯罪を繰り返して刑務所へ何度も入所する障害者。
累犯障害者の語は、元議員でジャーナリストでもある山本譲司が2006年に刊行した『累犯障害者』により広く知られるようになった。社会の中で十分な福祉を受けることができず、独力でやりくりする生活力もないため、最終的に犯罪を犯して刑務所に「お世話になりに来る」例が多いという。
読売新聞の記事によれば、年間で新規に入所する受刑者のうち約2割が、障害者であるかその疑いがあるとされる。
また、他方では、知的障害を持つ容疑者の取り調べに関するあり方の改革、および、更生支援の取り組みも進められている。