2012年6月27日水曜日

妊娠糖尿病

読み方:にんしんとうにょうびょう

妊娠中に高い血糖値を示すこと。通常の糖尿病とは区別して扱われる。

妊娠すると、胎盤から分泌されるホルモンの影響によって、血糖値が下がりにくくなる。通常は、その分多く、膵臓から血糖値を低下させるはたらきを持つインスリンが分泌され、血糖値のバランスが保たれるが、インスリンの分泌量が少なかったりインスリンの効果が弱かったりした場合には、高血糖状態になる。

妊娠糖尿病になると、早産・難産・死産をはじめ、感染症や疾患の危険性が高まるとされる。検査の上で適度な運動や栄養バランスのとれた食生活など、血糖値をコントロールするための対処を講じる必要がある。