2012年6月18日月曜日

M細胞

読み方:エムさいぼう
英語:microfold cell
英語:M cell

腸内粘膜の濾胞上皮に存在する、微絨毛と呼ばれる極小の突起を持たない上皮細胞。外来の抗原を取り込んで免疫細胞に渡すという働きが確認されており、腸管免疫機能に大きく関与していることが知られている。

これまで、M細胞を含む腸管免疫のメカニズムの大部分が解明されていなかった。2012年6月に、理化学研究所がM細胞への形成に関与する遺伝子を発見したと発表した。これにより、食中毒などに関して効果のあるワクチンの開発などが期待できるという。

 関連サイト:
腸管内の抗原取り組み口「M細胞」の分化に必須な転写因子を発見 - 理化学研究所 プレスリリース 2012年6月18日
M細胞から腸管免疫のメカニズムを解き明かす - 2010年 理研ニュース