2012年8月27日月曜日

10式戦車

読み方:ヒトマルしきせんしゃ
別名:ヒトマル式戦車
別名:陸上自衛隊10式戦車

陸上自衛隊で2010年に制式化された戦車。三菱重工業が製造を手がける純国産の主力戦車である。

10式戦車は1世代前の「90式戦車」と同じ口径の主砲を搭載しており、同等かそれ以上の火力・防御力を維持しながら、90式戦車と比べて1割以上の軽量化に成功している。車体も小型化・軽量化されたことで、運搬車による輸送がより容易になっている。

10式戦車の特徴の一つとして、軍用の高度情報処理システム「C4I」が国内で初めて搭載された点も挙げられる。C4Iにより、部隊の統制や、戦車同士で敵の情報の収集・共有などが可能になる。

10式戦車は2012年1月に静岡県の陸上自衛隊富士学校に配備された。2012年8月26日に実施された富士総合火力演習では実弾による射撃訓練が行われ、一般にも公開された。この演習には海上自衛隊の哨戒機P-3Cなども参加している。

関連サイト:
新戦車報道公開 - 防衛省 技術研究本部