2012年8月24日金曜日

単独提訴

読み方:たんどくていそ

国際司法裁判所(ICJ)に提訴するに当たって、相手国側が共同付託を拒否した場合に、当事国が単独で国際司法裁判所への提訴を行うこと。

国際司法裁判所では、当事国間の平等・対等を理念とするため、原則として当事国の同意による共同付託のみ受け付けている。一方だけが提訴を行っても裁判は成立しない。

単独提訴は裁判を成立させる効力を持たないが、当事国は共同付託を勧める理由や拒否の理由について回答する必要が生じる。

2012年8月、いわゆる竹島問題で強硬な姿勢を取り続ける韓国に対し、日本は国際司法裁判所へ提訴する意向を表明した。韓国が、共同付託を提案するため日本から送られた親書の受け取りを拒否したため、日本は単独提訴を行う方針を改めて発表した。