2013年1月25日金曜日

生活の党

読み方:せいかつのとう

「日本未来の党」を母体として2012年12月27日に結成された政党。党代表ははじめ森裕子が就任し、2013年1月に小沢一郎が新代表に就任する見通しと発表された。

日本未来の党は、衆議院議員選挙を目前に控えた2012年11月28日に結党された。現職の滋賀県知事である嘉田由紀子が代表を務め、「卒原発」や反TPPなどの方針を打ち出していった。同日のうちに、小沢一郎を党首とする「国民の生活が第一」、亀井静香などが参画する「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」が合流し、第三極勢力の一つとして注目された。既存政党からは、そのドタバタした動向を「野合」「選挙互助会」として批判する声も上がった。

2012年12月27日、日本未来の党から嘉田由紀子および阿部知子・元社民党所属議員が離党すると共に、党名を「生活の党」へ変更する旨の届出が提出された。嘉田由紀子・阿部知子の両名は新たに「日本未来の党」を結党する意向を表明したが、これまでの「日本未来の党」の基盤は丸ごと「生活の党」が継ぐ格好になっており、新聞各社などは嘉田由紀子が党を追われたと評している。

衆議院議員選挙において日本未来の党は有効投票数の2パーセント以上を確保し、政党交付金の給付条件を満たしたため、政党助成法に基づき政党交付金が給付される。給付金は生活の党が受けることになる。離党した嘉田由紀子による新設「日本未来の党」は給付条件(政党要件)を満たしていない。