2012年12月18日火曜日

ワイパー選挙

読み方:ワイパーせんきょ
別名:ワイパー型選挙

総選挙のたびに民意が反対方向に極端に振れる選挙。もっぱら2005年以降の日本の衆議院議員総選挙を形容する語。

2005年の衆議院議員総選挙では自民党が296議席を獲得して大勝した。2009年の総選挙では民主党が308議席を獲得して圧勝し、自民党に替わって政権与党となった。2012年12月に実施された総選挙では、自民党が単独で294議席、連立する公明党を含めると325議席を獲得して他政党を圧倒した。

衆議院の総議席数は480であり、そのうち300前後といえばほぼ3分の2を占めることになる。議席数が269以上の「絶対安定多数」として、ほぼ全ての法案を可決させることも可能になる。

2009年および2012年の総選挙で見られたワイパー選挙の様相は、民主党への期待が失望に転じたことによる大きな揺り戻しにすぎないと分析する見解も多い。