2012年12月17日月曜日

アベノミクス

別名:アベノミックス
英語:Abenomics

安倍晋三自民党総裁が2012年12月の衆議院選挙に向けて選挙公約として掲げた、諸々の経済政策の通称。

アベノミクスの骨子は、デフレと円高からの脱却、名目3パーセント以上の経済成長の達成などであり、これを実現するための強気な経済政策案が挙げられている。

自民党の政権公約で述べられている金融・経済政策の主な内容としては、次のようなものがある。

  1. 物価目標(インフレターゲット)を2パーセントに設定し、日銀法の改正も視野に入れて大胆な金融緩和を行う。
  2. 財務省、日本銀行、および民間が参加する外債ファンドを創設し、外債購入の方策を検討する。
  3. 緊急経済対策を断行し、補正予算と新年度予算を合わせて切れ目なく経済政策を実行する。
  4. 「日本経済再生・産業競争力強化法」(仮称)を制定し製造業の復活を目指す。
  5. 日本の立地競争力低下による産業の海外流出を防ぐため、イノベーション基盤の強化や法人税の引き下げなどを行う。
  6. メタンハイドレートやレアアース泥などの海洋資源の開発に集中投資する。
自民党は2012年12月の衆議院選挙において政権公約の筆頭に経済・金融政策を掲げた。12月16日に選挙が実施され、自民党が大勝して政権を獲得、安倍晋三は内閣総理大臣として返り咲くことが決まったが、自民党の大勝の要因には金融政策を焦点に絞ったことにあるとも言われている。

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