2015年1月26日月曜日

マララ・ユサフザイ

別名:マララ・ユスフザイ
英語:Malala Yousafzai

人権・フェミニズムに関する活動で知られるパキスタン人の女性。1997年生まれ。2009年に欧米メディアを通じてパキスタンの社会状況を訴えかけたことで世界的な注目を集めた。2013年にシモーヌ・ド・ボーヴォワール賞を受賞、2014年10月にはノーベル平和賞を受賞した。

マララ・ユサフザイが生まれ育ったパキスタンでは、武装勢力「タリバン」がイスラム原理主義に則った支配を行っている。言論や思想の自由はないに等しく、また極端な男尊女卑が慣習として根強く残っているとされる。マララ・ユサフザイは英国メディアBBCを通じてタリバンの活動や平和への訴えを発信した。これにより広く知られることとなった。

2012年にはパキスタンのタリバン支持勢力(「パキスタンのタリバン運動」)の銃撃を受け、マララ・ユサフザイは頭部に瀕死の重傷を負った。しかし奇跡的に一命を取り留めた。

2013年1月、女性の権利向上に貢献した人物を顕彰する「シモーヌ・ド・ボーヴォワール賞」がマララ・ユサフザイに授与された。受賞当時マララ・ユサフザイは15歳だった。この半年後、2013年7月には国連本部においてスピーチを行った。

2014年10月、マララ・ユサフザイ(およびインドのカイラシュ・サティヤルティ)が同年のノーベル平和賞の受賞者に決定した。受賞当時マララ・ユサフザイは17歳であり、史上最年少のノーベル賞受賞者となった。

関連サイト:
Prix Simone de Beauvoir pour la liberté des femmes (site officiel) - シモーヌ・ド・ボーヴォワール賞公式ブログ(仏語)
マララ・ユサフザイさんの国連本部でのスピーチ - 国際連合広報センター
Malala Yousafzay - Nobelprize.org