2013年2月20日水曜日

国会同意人事

読み方:こっかいどういじんじ

政府や省庁の下に設置された委員会などの委員長および委員を国会を通じて任命する人事。

国会同意人事では、当該の人事案についてあらかじめ衆議院・参議院、両院の同意を得る必要がある。衆参いずれか一方でも不同意とした場合は、当該人事は成立しない。このためポストの空いた期間が生じることもある。

国会同意人事により任命される役職の例としては、日本銀行総裁、日本放送協会(NHK)経営委員会委員、公正取引委員会委員、国家公安委員会委員などがある。原子力委員会や会計検査院など、多くの委員会、審議会・審査会の委員が国会同意人事を通じて任命される。

2007年に国会同意人事の事前報道ルールが設けられ、正式な掲示に至っていない人事案が報道された場合に、そのことを理由に人事案を不同意とすることができるルールができていた。2013年2月19日に開かれた国対委員長会談で事前報道ルールの廃止について合意され、事前報道ルールの廃止の見通しが固まった。