2013年3月5日火曜日

シンクホール

別名:陥没穴
別名:ドリーネ
英語:sinkhole
英語:doline

突如として地面が陥没し、地表に円形の比較的大規模な穴があく現象。

シンクホールの発生は、主に、地盤の侵食などにより地中の空洞化が進んだ結果と考えられている。酸性雨などが地下に浸透すると、酸に溶けやすい性質の岩盤が溶かし流され、結果として地下に巨大な空洞ができる。ある程度空洞が大きくなると、地表を支えることができなくなって崩落する。

シンクホールの規模は一様でなく、穴の直径は数メートルから数十メートル、深さは数十メートルのものもあれば数百メートル級のものもある。円形に近い穴があき、側面がほぼ垂直に切り立った状態である点は、おおむね共通した特徴となっている。

英国紙gardianウェブ版の2013年3月4日付記事は、グアテマラ共和国で2010年に発生したシンクホールの写真画像を掲載している。このシンクホールは3階建てビルをまるごと飲み込んだとされる。

2013年3月1日には、前日2月28日に米国フロリダ州の家屋の真下にシンクホールが出現し、住人の男性と寝室を飲み込んだことが報じられた。穴に落ちて行方不明になった男性の捜索は困難を極め、生存は絶望的と見られている。

関連サイト:
What causes sinkholes? - The Guardian, Monday 4 March 2013