2013年3月21日木曜日

汎発性腹膜炎

読み方:はんぱつせいふくまくえん

腹膜炎のうち、病因が直接に炎症を引き起こした部分だけでなく、腹膜全体にわたり炎症が広がっている症状のこと。一般的に激痛を伴うことで知られる。

腹膜全体が炎症を起こしている汎発性腹膜炎に対して、炎症が一部分に止まっているものを「限局性腹膜炎」という。

腹膜炎は他の臓器で発生した疾患などの影響によって発生しやすい。例えば、急性垂炎により虫垂に穴があく(穿孔)などが生じることで、腹膜に細菌が感染し、腹膜炎に至ることがある。