2013年3月19日火曜日

Fbxw7

タンパク質の一種。細胞分裂を抑制するはたらきを持ち、細胞増殖を抑えて細胞周期を調節する役割を持っていると考えられている。

2013年3月29日、九州大学が「がん幹細胞」の撲滅による新しいがん治療法の開発に成功したと発表した。がん幹細胞はがん細胞の発生源とされる細胞であり、活発に活動する時期と、抗がん剤への感受性が著しく低い「冬眠状態」の時期を持つという特徴を持つ。九州大学が成功させた方法は、がん幹細胞のFbxw7の働きを抑制させて強制的に冬眠状態から活動状態にし、抗がん剤が効く状態にしてからがん幹細胞を叩く、という方法であった。

関連サイト:
がん幹細胞の撲滅による新しいがん治療法の開発に成功 - 科学技術振興機構(JST) 2013年3月19日