2013年4月26日金曜日

消費税還元セール

読み方:しょうひぜいかんげんセール

消費税増税が実施された際、小売店が増税分だけ値引きして、据え置き価格で販売する売り出し方。消費者に増税の負担をさせないというメッセージを打ち出して購買に繋げようとするもの。

消費税還元セールを実施した場合、増税額は小売業者が負担することになるが、大手小売業者に商品を納入している下請けの中小企業や零細企業が、増税額の商品への価格転嫁をしないよう圧力をかけられ、実質的に負担を強いられる場合があり得ると危惧されている。

2012年に消費税増税法案が可決し、2014年には消費税が現行の5パーセントから8パーセントに引き上げられる見通しが固まった。増税実施の際に消費税還元セールをどう扱うかは政府内で長らく議論の対象となっている。2013年4月には、消費税還元セールを規制する法案に対して小売業界から反発の声が上がるなどの動向も報じられている。