読み方:ムスリムどうほうだん
英語:Muslim Brotherhood
主にエジプトを中心に広がる穏健派イスラム組織。20世紀初頭にエジプトで生まれた。
ムスリム同胞団は1928年にハサン・アル・バンナーによって結成された。当時のエジプトでは、イギリスからの影響を強く受けていたこともあり、イスラム主義的でない世俗派が多かった。
ムスリム同砲団は、西洋的な思想や文化などからの独立と、イスラムの復興を目的としており、イスラム法であるシャリーアに基づいたイスラム主義国家を確立することを目指している。
ムスリム同砲団は、主に貧困層への援助をはじめとする社会貢献などを行うことで、その支持基盤を拡大していったとされている。2013年現在、エジプト国民の20~30%がムスリム同砲団の支持者とされている。
中東の民主化革命過程によって誕生したエジプトのモルシ元大統領の出身母体もムスリム同砲団である。