2013年8月27日火曜日

死亡消費税

読み方:しぼうしょうひぜい

個々の財産規模と関係なく、国民全員に対し、死亡する際に保有する財産に課される税金、及びその制度。2013年6月に東京大学大学院の伊藤元重教授が提案し、2013年8月現在、社会保障改革の一つとして議論されている。

2013年8月現在、自然人が死亡した際に保有する財産を対象に相続税が課せられている。しかし相続税が課される対象は、その人が死亡した時点で保有する財産が一定額以上を超える場合のみに限定されているため、国民全員に適用されるわけではない。

死亡消費税の導入によって、年々拡大する社会保障費を賄うことができるとの意見がある一方で、導入にはより精密な制度設計が必要で、実現は困難であるという意見もある。