2014年6月1日日曜日

出雲国造家

読み方:いずものくにのみやつこけ
別名:出雲氏

古来「出雲国造」(いずものくにのみやつこ)として出雲国を統治してきた家系、一族。現在の島根県東半部にあたる一体を治めた。代々出雲大社の宮司を務めている千家氏の家祖にあたる。

出雲国造家の家祖・祖神は天穂日命(あめのほひのみこと)である。天穂日命は天照大神(あまてらすおおみかみ)の子とされ、出雲大社を創建したと伝えられる。

天穂日命と祖神とする出雲国造家は、出雲国を支配すると共に、出雲大社の最高神職を代々担ってきた。現在でも出雲大社の宮司は出雲国造家直系の千家(せんげ)家が継承している。2000年代に出雲大社の禰宜となった千家尊祐で第84代目となる。

なお、天穂日命と共に天照大神からうまれた天之忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)は天皇家の祖神である。天皇家と出雲国造家とは共に神代より続く家系として語られる機会が多い。

2014年5月27日には、皇室の典子女王殿下と、千家尊祐の子息である千家国麿との間で、ご婚約がご内定になったと宮内庁より発表された。

関連サイト:
典子女王殿下のご婚約内定について - 宮内庁