2014年8月18日月曜日

牛丼戦争

読み方:ぎゅうどんせんそう

牛丼をメインメニューとして販売している大手チェーン店による市場競争の通称。価格競争、店舗展開、新たなメニューやサービス指向など、あらるゆ面においてトップ数社が鎬を削るシェア争いをしている。

いわゆる牛丼戦争の主なプレイヤーには、吉野家、すき家、松屋がある。2010年代に業界に参入して注目された「東京チカラめし」なども、この中に含まれることがままある。2000年代の価格破壊にはじまり、単価の高いサイドメニューやプレミアムメニューが導入されるなど、早いスパンで動向が変化する。その推移は飲食店業界だけでなく広く世間的にも注目されている。

牛丼戦争は、低価格化の牛丼で利益を確保することを企業に強いる。2014年現在では、深夜営業時間帯に従業員を1名のみ配置することで、オペレーションが崩壊して営業に支障を来したり、従業員の心身の健康を損ねるケースがたびたび問題視されている。