2015年1月19日月曜日

ビーグル2号

読み方:ビーグルにごう
別名:ビーグル2
英語:Beagle 2

欧州宇宙機関(ESA)の火星探査プロジェクトの中で2003年に打ち上げられた小型探査機(着陸機)。火星着陸が確認される前に音信不通となり、機体の行方が分からなくなっていた。2015年、米国航空宇宙局(NASA)が撮影した画像から、火星表面にビーグル2号の機体があることが確認された。

ビーグル2号は火星探査機「マーズエクスプレス」(Mars Express)に搭載されて打ち上げられた。マーズエクスプレス自体は衛星軌道上からの観測をミッションとしている。k政へ接近したタイミングでビーグル2号を切り離し、火星表面へ降下させた。

ビーグル2号は火星表面に着陸した後、太陽電池パネルを展開して電源を確保、着陸成功の信号を発信する手はずとなっていた。しかし信号は遂に確認されず、ビーグル2号の消息は完全に絶たれた状態となった。ミッションは不成功となったが、2015年1月にビーグル2号が発見されたことにより、火星への着地そのものは達成されていたことが判明した。