読み方:いちじさいこうもく
企業会計と税務会計において、認識の時期が異なるもの。
一時差異項目は、当期において企業会計と税務会計で違いが発生するが、将来、その違いが解消されるものである。一時差異項目には、棚卸資産や退職給付引当金、貸倒引当金損金などが挙げられる。
一時差異項目には、当期に加算し将来に減算する将来減算一時差異項目と、当期に減算し将来に加算する将来加算一時差異項目がある。
ちなみに、一時差異項目に対し、当期において企業会計と税務会計で違いが発生し、将来もその違いが解消されない項目を永久差異項目という。