2015年4月22日水曜日

最適資本構成

読み方:さいてきしほんこうせい

企業にとって最適とされる、有利子負債(他人資本)と株主資本(自己資本)の金額の構成比率。

最適資本構成では、企業価値を最大化するためにはどこから資金を調達すればよいか、また、調達額をいくらにすればよいかといったことを分析する。例えば、有利子負債によって調達した場合には、自己資本利益率が上昇して企業価値が高まるというメリットが生じる。その一方で、有利子負債が増加した分だけ倒産リスクが高まり、結果として企業価値の低下を招くことになる。このようなことから、リスクを押さえつつも企業価値の高まる地点を最適資本構成とするのが一般的とされている。