2015年5月7日木曜日

豊洲新市場

読み方:とよすしんしじょう
別名:豊洲市場

東京都が築地市場を江東区豊洲に移設する形で建設を進めている中央卸売市場。水産物および青果を主に取り扱う。2015年5月現在、翌2016年の開場を予定して工事が進められている。

東京都の中央卸売市場の代表ともいえる築地市場は、1930年代に開設された古い施設であり、老朽化が進んでいる。再整備も数度にわたって試みられてきたが、営業活動との兼ね合いなどもあり、十分な対策工事が行えずにいた。1999年に再整備工事による対応を断念し、移転計画を推進、2001年に移設先が豊洲に決定し、2005年までに基本計画がとりまとめられた。2014年までに土壌汚染対策工事が完了し、本格的な施設建設が進行している。

豊洲新市場では、市場に加えて、集客を目的とする「千客万来施設」の併設が計画されている。市場の食材を提供するフードコートをはじめ、調理器具市場、温浴施設、イベント施設などを集約し、国内外から年間数百万人規模の観光客を招くとしている。2013年に千客万来施設の運営主体となる民間事業者が募集され、翌2014年に事業者が決定したが、2015年に事業者が相次いで辞退を表明、いったん白紙している。

関連サイト:
豊洲新市場建設について - 東京都中央卸売市場