2015年8月19日水曜日

安倍談話

読み方:あべだんわ
別名:戦後70年談話
別名:戦後70年首相談話
別名:70年談話
別名:戦後70年安倍首相談話
別名:安陪内閣総理大臣談話
別名:平成27年内閣総理大臣談話

安倍晋三・第97代内閣総理大臣が2015年8月14日に戦後70年の節目として公表した談話の通称。会見場において報道機関の記者の前で読み上げる形で公にされた。

安陪談話は、これまで歴代政権が公表してきた談話の内容を基本的に引き継ぐ立場を表明している。先の戦争に対する深い悔悟の念と、世界の平和と繁栄に貢献するという誓いが基調となっている。

安陪談話では、冒頭で当時の世界情勢を述べ、日本が戦争への道を進むことになった経緯(に対する見解)を明らかにしている。また、戦争に対する反省を忘れてはならないと明示しつつ、同時に、次の世代にまで謝罪を続ける宿命を負わせてはならないとも明言している。こうした点は過去の談話には見られなかった点として特筆される。

戦後50年目の節目であった1995年には、村山富市・第81代内閣総理大臣が談話(通称)を公表している。戦後60年を数えた2005年には小泉純一郎・第88代内閣総理大臣がを公表している。ちなみに、いわゆる従軍慰安婦問題でしばしば引用される「河野談話」は、終戦記念日の談話ではなく、閣議決定を経た文書でもない。

関連サイト:
内閣総理大臣談話 - 首相官邸