2015年12月1日火曜日

トリプルスリー

別名:トリプル3
別名:トリプルサーティ
別名:3割30本30盗塁

球界の用語で、プロ野球において1人の選手が同シーズン内に「打率3割以上」「本塁打30本以上」および「盗塁30以上」の成績を収めることを指す言い方。

プロ野球では、打率・本塁打・盗塁の3つを同シーズンで達成する記録はなかなか生まれない。打率3割と本塁打30本は同時達成できても30盗塁を同時に達成する、あるいは、打率3割と30盗塁は達成できても30本塁打をも同時に達成する、といったケースは少なくはない。3つ同時=トリプルスリーとなると格段に難易度が高いといえる。

日本プロ野球界で初めてトリプルスリーが達成された記録は、1950年、松竹ロビンスの岩本義行によるとされる。その後、2014年シーズンまでに計9人がトリプルスリーを達成している。

2015年のシーズンでは、福岡ソフトバンクホークスの柳田悠岐、および、東京ヤクルトスワローズの山田哲人の2名がトリプルスリーを達成し少なからず話題を呼んだ。

「トリプルスリー」の語は2015年の「ユーキャン新語・流行語大賞」の候補にも挙げられ、さらに、「爆買い」と並び年間大賞に選ばれた。